娘と過ごす週末の特別な時間。ソウル・アナムから城北洞への小さなドライブ旅行

はじめに ― アナムは私にとって特別な街

週末になると、自然と足が向かう場所があります。
それは娘が通う大学がある街、アナム。母親としての私の目線と、一人の女性として街を楽しむ気持ちが交差する、そんな場所です。

大学周辺は、若いエネルギーにあふれています。
カフェやベーカリー、手ごろな食堂には学生たちの笑顔があふれ、歩いているだけで元気をもらえるよう。
娘と並んでパンを分け合うと、学生時代の自分を思い出す瞬間でもあります。

アナムから城北洞までは、歩くには少し距離があります。
いつも私はハンドルを握り、娘と一緒に小さなドライブへ。
車内は、普段はなかなか聞けない学校の話や将来の夢を語り合える、母娘だけの特別な空間です。

ほんの数十分の移動ですが、窓の外に流れるソウルの街並みや季節の景色が、私たちの会話に彩りを添えてくれます。

学生街の活気を後にして車を走らせると、城北洞の落ち着いた空気に包まれます。
母娘で訪れたカフェ「선잠（ソンジャム）」は、まるで森の中に迷い込んだようなアート空間。
静かな時間が流れる中、娘と向き合うひとときは、何にも代えがたい宝物です。

アナムから城北洞へ。
学生街と文化の街を車でつなぐ母娘のドライブは、週末の小さな旅のよう。
ただの移動時間も、母と娘の心を結ぶ特別な時間に変わります。
あなたも大切な人と一緒に、小さな散策の旅に出かけてみませんか。