香りは、心を映す鏡。
茶香炉のやさしい香りは、朝・昼・夜・週末、それぞれの時間に寄り添いながら、
私たちの内側を静かに整えてくれます。
ここでは「香りで整える一日」をテーマに、4つのリチュアルをご紹介します。
朝いちばんに、お茶の香りを温める。
その静かなひと手間が、不思議と心と空気を整えてくれます。
茶香炉の香りは、1日のリズムをやさしく開く“香りのスイッチ”です。
朝に茶香炉を使う理由
お茶の香りには、カテキンやピラジンと呼ばれる成分が含まれています。
これらには「リラックス」と「覚醒」の両方の作用があり、
朝に立ちのぼる香りを嗅ぐことで、頭がすっきりと目覚めていきます。
香りで目を覚ます朝は、心まで整う。
― 茶香炉のある暮らし ―
おすすめの茶葉とブレンド
- 煎茶+ゆず皮: さわやかで前向きなエネルギーをくれる。
- ほうじ茶+シナモン: 体を温め、気持ちを安定させる。
- ウーロン茶+ミント: 集中力を高める爽快な香り。
- 緑茶+ラベンダー: ストレスを抑え、穏やかな始まりに。
朝の香りレシピ:煎茶+ゆず皮のブレンド
朝の空気にぴったりなのが、煎茶+ゆず皮の組み合わせ。
お茶の青さと、ゆずのほのかな酸味が重なって、清々しい香りが部屋を満たします。
材料
- 乾いた煎茶 … ティースプーン1杯
- 乾燥ゆず皮(自然乾燥または市販のドライピール)… 少量(親指の先ほど)
作り方
- ① ゆずの皮を細かく刻み、よく乾かしておく
- ② 茶香炉の上皿に煎茶を広げ、その上にゆず皮をのせる
- ③ ティーライトキャンドルに火を灯し、数分待つ
- ④ ゆずの香りが立ち始めたら、深呼吸をひとつ
焦がさずにじんわり温めるのがコツ。
香りが立ちはじめると同時に、朝の思考がすっと澄んでいくようです。
ゆずの香りは“陽の気”を運び、心を明るく照らす。
― 日本古来の香りの知恵より ―
アレンジ:ウーロン茶+ミントで集中モードに
同じ朝でも、集中したい日にはウーロン茶+ミントのブレンドがおすすめ。
乾燥ミントの葉をひとつまみ混ぜるだけで、すっきりとした清涼感が広がります。
- ウーロン茶(乾いた茶葉)… ティースプーン1杯
- 乾燥ミント葉 または ミント精油1滴
精油を使う場合は、茶葉や岩塩を敷いて、その上に1滴垂らしてください。
直接皿に垂らすと焦げやすいので注意を。
短時間で香りが立ち、心がすっと整う朝になります。
― 香りは“吸う”ものではなく、“感じる”もの。―
今日の空気と心を、やさしく温めるために。
朝のリチュアル手順
- ① 窓を少し開け、朝の空気を入れる
- ② 茶香炉のキャンドルに火を灯す
- ③ 上皿に茶葉をひとさじのせる
- ④ 香りが立ちはじめたら、深呼吸を3回
- ⑤ 「今日の自分にひとこと」心の中で唱える
火を見つめ、香りを感じながら、ゆっくりと呼吸を整える。
たった5分でも、心の中に“空白”が生まれます。
それが、穏やかな1日のはじまりです。
おすすめの時間帯と空間
朝の光が差し込む窓辺やキッチンのテーブル。
音楽を流さず、湯気や香りの音だけに耳を澄ますと、
日常の小さな美しさが見えてきます。
香りがもたらす“浄化と整え”
お茶の香りは、空気中のニオイを中和し、気の流れを整える作用があります。
つまり、朝の茶香炉は“お部屋の浄化”にもなるのです。
昨日の疲れをリセットし、今日の自分を迎える香りの時間。
まとめ ― 香りで始まる穏やかな一日
朝に香りを焚くことは、心の姿勢を整えること。
茶香炉の灯りとともに過ごす5分が、
その日一日をやわらかく導いてくれるでしょう。
― 一日のはじまりに、“香りの目覚め”を。―
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