第2回:秋の冷えと疲れを癒す ― 更年期の「巡り」を整える白湯と食養生

セルフケア

秋が深まると、朝晩の冷え込みや乾いた空気に体がついていけず、なんとなく疲れを感じることが増えます。更年期の私は、そんな季節の変わり目に「冷え」と「だるさ」が重なりやすくなりました。

夏の疲れをそのままにしておくと、秋の体調不良や気分の落ち込みにつながることもあります。そんなとき、私を助けてくれたのが白湯と食養生の習慣でした。

なぜ秋は「冷え」と「巡り」が大切なの?

秋は気温が下がり、空気が乾燥してくるため、体の表面だけでなく内側からも冷えやすい季節です。さらに、ホルモンバランスが変化する更年期は、血流や自律神経の働きも乱れがちに。

  • 手足が冷える
  • 朝起きたときに体が重い
  • なんとなく気持ちが沈む

これらのサインは、体の「巡り」が滞っている合図かもしれません。

白湯で内臓を温め、巡りを整える

朝起きてすぐの白湯は、内臓をやさしく温め、代謝をゆるやかに目覚めさせてくれます。ポイントは50〜60℃のぬるめにすること。熱すぎると体の負担になり、冷めすぎると効果が半減します。

  • 白湯はゆっくり、5〜10分かけて飲む
  • 朝・昼・夜に1杯ずつ(1日3杯)を目安に
  • お腹を意識しながら「温かさ」を感じる

飲むたびに「今日も私をあたためよう」と心で唱えると、セルフケアが小さな儀式(リチュアル)になります。

秋の食養生:旬の恵みで“血の巡り”をサポート

秋の食材には、体をやさしく温め、血の巡りを促す力があります。特に次の食材がおすすめです。

  • れんこん・ごぼう:血をきれいにして、巡りを整える
  • さつまいも・かぼちゃ:エネルギー補給と腸のサポート
  • 生姜・ねぎ:体を芯から温める
  • 黒豆・なつめ:女性ホルモンのバランスを整えるサポートに

食卓に「旬」を取り入れることは、自然と調和するセルフケアそのもの。体が求める“やさしい温かさ”を大切にしたいですね。

まとめ|ゆるやかに季節を受け入れる白湯習慣

更年期の秋は、冷えと疲れが同時に押し寄せやすい時期。無理にがんばるよりも、白湯や旬の食事で内側から温めながら、「巡る体」を取り戻していきましょう。

小さな温かさを積み重ねることで、心も体も少しずつ軽くなっていく。
それが、秋のセルフケアの原点です。

次回は、冬に向けて意識したい「乾燥」と「睡眠リズム」の整え方をお届けします。


シリーズ:四季で整える更年期セルフケア ― 心と体をやさしく守る習慣

「更年期×季節セルフケア」 全4回

第1回:【体験談】更年期のホットフラッシュと首冷えによる体調不良|夏のセルフケアにご注意を

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