秋が深まると、朝晩の冷え込みや乾いた空気に体がついていけず、なんとなく疲れを感じることが増えます。更年期の私は、そんな季節の変わり目に「冷え」と「だるさ」が重なりやすくなりました。
夏の疲れをそのままにしておくと、秋の体調不良や気分の落ち込みにつながることもあります。そんなとき、私を助けてくれたのが白湯と食養生の習慣でした。
なぜ秋は「冷え」と「巡り」が大切なの?
秋は気温が下がり、空気が乾燥してくるため、体の表面だけでなく内側からも冷えやすい季節です。さらに、ホルモンバランスが変化する更年期は、血流や自律神経の働きも乱れがちに。
- 手足が冷える
- 朝起きたときに体が重い
- なんとなく気持ちが沈む
これらのサインは、体の「巡り」が滞っている合図かもしれません。
白湯で内臓を温め、巡りを整える
朝起きてすぐの白湯は、内臓をやさしく温め、代謝をゆるやかに目覚めさせてくれます。ポイントは50〜60℃のぬるめにすること。熱すぎると体の負担になり、冷めすぎると効果が半減します。
- 白湯はゆっくり、5〜10分かけて飲む
- 朝・昼・夜に1杯ずつ(1日3杯)を目安に
- お腹を意識しながら「温かさ」を感じる
飲むたびに「今日も私をあたためよう」と心で唱えると、セルフケアが小さな儀式(リチュアル)になります。
秋の食養生:旬の恵みで“血の巡り”をサポート
秋の食材には、体をやさしく温め、血の巡りを促す力があります。特に次の食材がおすすめです。
- れんこん・ごぼう:血をきれいにして、巡りを整える
- さつまいも・かぼちゃ:エネルギー補給と腸のサポート
- 生姜・ねぎ:体を芯から温める
- 黒豆・なつめ:女性ホルモンのバランスを整えるサポートに
食卓に「旬」を取り入れることは、自然と調和するセルフケアそのもの。体が求める“やさしい温かさ”を大切にしたいですね。
まとめ|ゆるやかに季節を受け入れる白湯習慣
更年期の秋は、冷えと疲れが同時に押し寄せやすい時期。無理にがんばるよりも、白湯や旬の食事で内側から温めながら、「巡る体」を取り戻していきましょう。
小さな温かさを積み重ねることで、心も体も少しずつ軽くなっていく。
それが、秋のセルフケアの原点です。
次回は、冬に向けて意識したい「乾燥」と「睡眠リズム」の整え方をお届けします。
シリーズ:四季で整える更年期セルフケア ― 心と体をやさしく守る習慣
「更年期×季節セルフケア」 全4回
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