第4回:Seonjam Seoul ― 香水×空間で感じる“静けさのリチュアル” / 朝と夜の香りがつなぐ、心のリズムと暮らしの静寂

整える暮らし

Seonjam Seoul ― 香水×空間で感じる“静けさのリチュアル”

香りには、時間をゆるやかに変える力があります。
Seonjam Seoul(선잠ソウル)の香りは、派手さではなく“静けさ”をテーマにした香り。
それは、香水として身にまとうだけでなく、空間にも広がり、
朝と夜の「呼吸のリズム」を整えてくれるような存在です。


Seonjam Seoul ― ソウル・城北洞の静けさをまとう香り

この香りは、ソウル・城北洞(ソンブクトン)にあるカフェ「선잠(Seonjam)」を訪れたときに、私自身が直接購入したものです。
(PR・提供ではありません。個人的な感想レビューです)

「선잠(ソンジャム)」とは、“よく眠れる夢”という意味の韓国語。
その名の通り、Seonjam Seoulの香りは、静けさ・透明感・安らぎを軸にデザインされています。

現代の都市生活において、「香りで呼吸を取り戻す」こと。
それがこのブランドのコンセプトです。

香りは、装うものではなく、
自分の中の静けさに還るための道標。

ボトルデザインとブランドの印象

ボトルは、韓国の伝統結び(매듭)をモチーフにした装飾が印象的。
白い結び紐は「선잠」、黒い紐は「묘향」。
マットガラスと簡潔な書体が、ミニマルで韓国的な美を感じさせます。
過度な装飾がなく、香りそのものの静けさが際立つデザインです。


香りの二重奏 ― 선잠(Seonjam)と 묘향(Myohyang)

Seonjam Seoulの香りは2種類。
それぞれが朝と夜、心のリズムに寄り添うように設計されています。

선잠(Seonjam)― 森の静けさをまとう朝の香り

  • Top note: Lemon, Orange, Peach, Nutmeg
  • Middle note: Pine, Tea Tree, Jasmine, Mulberry Leaf
  • Base note: Cypriol, Cedarwood, Sandalwood, Vetiver

「桑の森に降りた霧のように」。
清らかで凛とした空気が広がり、心をゆっくりと目覚めさせます。
朝の身支度時や、仕事の前に軽くスプレーするのがおすすめです。

묘향(Myohyang)― 果実と大地が熟す夜の香り

  • Top note: Wild Strawberry, Mulberry, Nectarine, Orange
  • Middle note: Orange Blossom, Mulberry Leaf, Spearmint
  • Base note: Musk, Amber, Cedarwood, Vetiver, Patchouli

「大地の生命力を宿した自然が、純粋さと官能で熟していく季節」。
果実の甘さとウッディな温もりが溶け合い、穏やかな夜を包みます。
お風呂上がりや就寝前に、寝具やカーテンへひと吹きすると◎。


朝と夜の“香りのリチュアル”

香りを使うことは、心の呼吸を整えること。
Seonjam Seoulの香りは、朝と夜の時間を「内と外」の両面から整えます。

時間帯香り使い方
Morning선잠(Seonjam)出かける前に手首や髪先へ。清らかな気持ちで一日をスタート。
Evening묘향(Myohyang)寝室やリネンにひと吹き。心を緩め、静かな眠りへ。

香水としてまとうだけでなく、空間にも軽くスプレーすることで、
香りが空気に溶け、まるで時間そのものが整うような感覚に包まれます。

香りを“まとう”ことは、
心を“住まわせる”こと。


香りのある暮らしは、静けさの習慣

香りの魅力は、強さではなく“余白”。
Seonjam Seoulの香りは、部屋の空気を少しだけ変えながら、 日常の中に静けさと感性を取り戻すリズムをもたらしてくれます。

朝、森の香りで呼吸を整え、夜、果実と木の香りに包まれる。
そんな一日の繰り返しが、やがて「自分の中の静けさ」を育ててくれます。

香りは特別なものではなく、暮らしを整えるためのやさしい習慣。
Seonjamの香りは、あなたの一日を“静かに満たすリチュアル”になるでしょう。


次回予告:
第5回「香りと更年期 ― ホルモンと感情を整えるアロマセルフケア」では、 香りが心とホルモンに与える癒しの作用を紹介します。

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